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女優の次男ということと、何回目?という既視感の強い逮捕だったので注目されていた判決の行方は、懲役2年6ヶ月、執行猶予5年 が言い渡された。執行猶予5年というのはかなり厳しい。何度も逮捕されては繰り返し、辞めたいと本人も願っているだろうが辞められないのが薬物の怖さである。某タレントも何度もつかまっては有罪判決を言い渡され、そのたびに一応反省はしているようなのだがやはりやめられない。そういうものである。
で、この人のホロスコープは案の定、海王星が太陽とコンジャンクションしている。それはやめられないだろうな、と思う。但しこういう人は、彼のように芸能人として生きていく人には大きく利益をもたらすはずなのだ。多くの人(この「多くの」という不特定多数な感じがまた海王星が喜ぶことである)に夢を見させたり、妄想をさせたりすることが生きていくための指針のようなところがあって、それを表すかのようにイケメンに生まれている。これを活かさずしてどうするのか。そこに力を使わなかったから、自分が海王星に翻弄されて、何度も同じことを繰り返しては逮捕されて見たくないはずの現実を突きつけられるのである。
海王星というのは扱いがとても難しい。冥王星のようにパワフルだが分かりやすい、ということもなければ土星のように先生的な役割をするものでもなく、ただぼやっと拡大させる、というのがこの星の活動領域だからである。拡大させるという意味では木星もそうなのだが、木星は現実的である。海王星は、広げるだけ広げておいて「ウソでしたー」と無情にもその夢を取り上げるというか…そういう厳しさがある。
占星術師によっては海王星をラッキースター扱いする者もいるのだが、それはあまりにも表面的というか、短絡的すぎると思うのだ。本当にラッキースターだったら、いきなり現実に突き落したり夢を取り上げたりはしない。夢だとわかって見ている夢ならばいいのだが、この海王星は潜在意識にまで入り込んでいるからそこの判別がつかない。これがうまく使えないと、アル中になったり薬物依存になったり(何も覚せい剤だけの話ではない)、或いは夢見る夢子ちゃん、恋に恋する、といったような人が育つ。
海王星の年齢域は84歳頃からとされている。要するに、占星術が出来てすぐ、海王星が見つかってすぐぐらいの時には80過ぎまで生きることがそもそも夢だったのだろう。しかし今は別に珍しいことではないから、この海王星は使わねばならない星となった。薬物に依存したり、アルコールに振り回されるのも若いうちはまだ許されるかもしれない。だがこの海王星の年齢域に達した時にそういうことでは困るのだ。
ついでに言うと、彼はお金が貯まらない星回りなのだが、これは今までの人生では薬物につぎ込んで来たのだろう。ただしこれ以外にも、多くは母親からかなりの小遣いをもらっているようだから使う才能があるということだ。
以前何かの番組で仲居正広が「自分にはお金を使う才能がない」と言い、また別のところでも所ジョージが「お金を使うのは才能だ!」と豪語していたのだが、本当にその通りで、そもそも無欲な人は薬物になど手を出さない。楽しくなりたい、いい気分になりたいという純粋な向上心があるからこそ薬物に手を出すのであって、薬物をやっている現在が無気力に見えても、無欲なのとはわけが違う。
彼の場合は月が満たされていないところがあって、「他の家庭と何か違う」という感覚だけが、彼をここまで違う方向に向けてしまったのではないかと考える。そして彼のパワフルさは向けてはならないところに力を注ぎ、ウィットに富んでいるであろう彼の話術に様々な人が彼のところに集まり、その中に招かれざる客がいたのだろうと推測できる。
宇宙にも、いるとするならば神にも、善悪の別はない。神の世界や宇宙には悪がないのだ。だから善もない。地球においてはその理屈は通じないから、星に翻弄されるとこういうことになってしまう。確かに逮捕されるなどという誰でも簡単には出来ない、そして嫌がる体験ができたのは彼にとって財産なのだが、残念ながらこの現実は夢ではない。だんだんと逮捕の間隔が延びているから、これからどれだけつらくても更生してほしいものである。ここさえクリアすれば他のどんなことがあってもつらくならないし、もうこれ以上につらいことなんて起こらないからである。星と母親に守られて今から楽しい人生を歩んでいってくれたらと、彼の星を読みながら思う。