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昨日は息子の話だったが、そもそもその息子を生んだのは彼女であるということで(だから責任を取れという意味ではない。物理的に事実としてそうだ、という意味である)、母親はどんなホロスコープなのかなということを見ていきたい。
彼女は生年月日に加えて出生時間も出ていたのでそれを元に計算する。太陽が天秤座で月が牡牛座とあっては、もう見たまんまである。何の意外性もない。そして金星が蠍座。4ハウス。Tスクエアが月、水星、冥王星でできている。
仕事は頑張れば頑張るほど広がるし収入につながる。みんなが「あの人いいわねぇ」と思うような職業にも就くし、そして職業がいいと思われるだけではなく、本人もあこがれられる対象となる。つまり女優という仕事は本当に適職で天職、向いているとしか言いようがない。彼女がどんな家庭環境で育ったのかは知らないが、彼女もあまり円満な家庭で育ったとは言い難いようだ。ここで言う円満というのは本人にとってという意味であり、主観的且つ自分本位に考えれば、という意味である。例えば母親が専業主婦で父親は定時に帰ってくるサラリーマンだったとしても、その実過干渉であったり家庭内は無言だったり、そういうことでは「円満」な家庭とは言えないことはお分かりだろう。それと同じように、いくら母親不在が多くても、それを補うかのように友達を家に招いたり、たまに母親が休みの時には海外旅行に行くなどのメリット(家庭なのにメリットというのもどうかとは思うが)があれば、それは円満な家庭と呼んでもいいだろうと思う。あくまでも、本人が納得していればという前提ではあるが。
タイトルにある天秤座についてなのだが、彼女は太陽星座が天秤座である。天秤座は中庸とか、風星座だけにスマートだとかいろいろ言われるが、私の体感としては「与える」星座だと思っている。乙女座は定規、天秤座は天秤を持っていると言われる。どちらも「測る」道具であるが、使い方が全然違う。乙女座はすべての人が平等であるかどうかを測る。1センチという長さはどこに行っても1センチである。絶対的な尺度を持っている。大して天秤は、相対的である。で、相対的だから相手と比べて「あれ、自分の方が少ない…」とはならないのが、風星座たるゆえんであろう。自分が少ないのは忘れられるのだが、自分の方が多いとなると話が別だ。何をどうやっても相手に何か渡して、何なら相手が自分より多くなるように渡して、そして平等を図るのが天秤座である。何故相手より多くなるように渡すかというと、既に自分が一度以上相手より多いという期間を持ってしまっているからであろう。そこも平等にしたいというのが天秤座の美学である。別に乙女座を否定しているわけではない。乙女座のような絶対的尺度がなければこの世は崩壊する。完璧主義、潔癖と称してもいいほどのその尺度は、何よりも広く世のためになっているのだ。
さて、そんな天秤座な彼女は、使いきれないほどの財産を手にしたことだろう。それを誰に分け与えるか。近しい人だけではそう使い切れる金額でもあるまい。そこで、だ。当時仕事が忙しくておそらく全然構ってあげられなかった息子(のホロスコープにはやはり構ってもらえてない感が出ていた)に、その代償として莫大なお小遣いを渡そうと考えたのではないか。彼女の罪悪感からすれば妥当な金額だったのだろう。しかしそれが結局自分の首を絞めることになってしまった。そして会見で言ったという、「女優の息子だからって未成年なのに報道されるなんてかわいそう」というのはまさしく金星、水星蠍座を表している。こんなに星のままに行動に出るとは、笑ってしまうほどである。本来こういう時に、息子であろうとも庇ってはいけない。なぜならその息子は犯罪者だからだ。なのだが…自分が経験していないかわいそうな思いをした息子を、自分と平等にするには自分が守ってやらねば、という天秤座的思考と、そもそも「かわいそう」というじめっとした蠍座的気持ちであのような言葉になったのだろう。月が牡牛座の彼女にとって、あの会見は死にたくなるほど耐え難い場だったに違いない。
しかし天秤座という性質から考えると、可哀想だがこれからもこういった問題は起きるだろう。なぜなら本人が、どこかに何かを分け与えることを望んでいるからだ。多分、これからも息子には小遣いをやり続けるだろうし、彼女はそうすることでしか息子に今までさみしい思いをさせたことの償いが出来ないと信じ込んでいるのだ。相手は大人なのだから、その思いのたけを言えばそれで理解してくれるし、理解してくれなくてもその時はそうしか出来ず、本人なりのベストは尽くしているだろうからどうしようもないのに、まだそこに引っ張られているのだろうな、と彼女を見ていると思う。お金があっても家族に恵まれても、本当の意味で幸せというのは「罪悪感に苛まれる必要がないこと」という条件が必要なのだろう。