40にもなって盗むなよ

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今日は2件傍聴に行ったのだがそもそも

先週行った分の分析も出来ていないのでとりあえず雑感だけ。

 

1件は建造物侵入と窃盗の罪で起訴された今年40歳の男性。

これがまた、びっくりするほど若く見えるというか

20代前半ぐらいにしか見えない。マスクマジックか?

いっちょまえに(失礼な)離婚歴があり、その後単身で居住し普通に働いていたようだが

去年の秋ごろに既に執行猶予付き有罪判決を同じ窃盗で食らっている。

というか、同じようなことをまたやるって

ただ単に手癖が悪いだけじゃないの…

と思わなくもないが。

 

しかし真面目に働いていたようで、勤め先の社長が証人尋問に出てきていたのだが

社長が何か言うたびに泣く始末。

泣くぐらいなら最初からするなよと思わんでもない。

この社長がまたなかなかにこざっぱりとしたイケメンで、被告人が出所してきたらとりあえず面倒は見るというので事務所を貸して当面の間仮住まいをさせる心づもりであることや、給与の前借も考えているということであった。

出所したらまず連絡しなさい、と言っているのを聞いてまた被告人は泣いていた。

人の優しさがようやくわかっただろうか。

 

しかし、一応本人の言い分としては「収集癖のため」盗んだとのことだったのだが、結局売り払っているのだ。それでバレてしまったわけだが、コレクションを売るかね?と考えるとちょっと供述が不自然だなと思うのだが、それほど生活に困窮していたということか。

それにしても生活が困窮するとろくなことがない。

ますます金を稼がねば、とぼんやり考えた昼だった。

 

 

それとは別で、弁護人が被告人質問を行っているとき、どうも回りくどい質問の仕方だなと思っていたら検察官がやおら立ち上がり

 

「何の話してんですか?」

 

と言ったのには笑いそうになった。

なんというか、検察官ってこういうところがあって、一般的にはコミュ障の部類に入りそうな人が結構多い。

癖が強い人が多いというか、今まで勉強しかしてこなかったのか、どういう学生生活を送っていたのか、それともプライベートでは普通なのか…などと考えるのが面白くもある。

 

そんなわけで明日からちょっとずつ分析してみます。

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